墨田区にあるガラス瓶を取り扱う・大川硝子工業所・大川岳伸さんの作品。
大川硝子さんの看板商品「地球びん」を胴体として使っている「くみぐま」です。
大川硝子工業所さんは、1916年創業以来、食品、化粧品、医薬品の容器を中心に様々なタイプのガラスびんを製造販売している会社。今回、くみぐまで使った「地球びん」は、駄菓子屋においてある大きな丸い瓶の容器を、家庭でも使いやすいように、小さくお洒落にリメイクした作品です。
「くみぐま展」では、オリジナルのデザインをプリントしてお腹に蜂蜜を詰めた「蜂蜜バージョン」と、麻布のスカーフやパンツでカッコよく仕上げた「珈琲豆バージョン」、そして、和菓子屋さんとコラボした「あずきバージョン」が展示されています。
大川さんとの出会いは、くみぐまってクマだし蜂蜜ともコラボしたいよねって話から始まり、液体なので入れる瓶を東京で探してたどり着きました。
よく色んな人に「くみぐま」のお話をすると、新たに専用のパーツを一から作るというイメージを持たれたりしますが、「地球びん」のように既製品をそのまま活用することもできるんです。しかもこの「地球びん」のフタ、ちょうど「くみぐま」の頭部を括り付けるのに最適な形だったので、これはもはや運命的な出会いと言っていいでしょう。
大川さんはデザイン学校の講座に立つこともあるそうで、学生と一緒に瓶を活用した可愛い商品をデザインしたり、自分のお子様をモデルにしたお洒落なカタログなどを制作しています。
イベントとしての「くみぐま展」は一旦終わりましたが、好評なので、4月一杯までは我楽田工房ギャラリーで引き続き展示しています。平日はスタッフが居ますので、ぜひ「地球びんくみぐま」を見に来てください。
家族4人で見学に来てくださった大川さん、ありがとうございました!
■大川硝子工業所
https://okawaglass.com/
■くみぐま 大川硝子モデル
https://kumiguma.com/new/creators/006/